もくじ
アウトドアリビングとは?
アウトドアは戸外や野外という意味があります。つまり、アウトドアリビングは外のリビングということになりますが、もう少し具体的に言うと、中庭やテラス、ウッドデッキなど外の空間を第二のリビングとして使用するものです。自宅にいながらキャンプをしているかのような感覚が楽しめるということで、リフォームなどで取り入れる方が増えています。
アウトドアリビングの魅力
リビングが広く見える
屋内のリビングに隣接するような形でアウトドアリビングを配置すると、部屋が2つつながっているような感じになるので、格段にリビングが広く見えます。また、大きな掃き出し窓で仕切れば、たとえ窓を閉めていても解放感があります。
外で食事ができる
ピクニックやテラスのあるカフェで食事すると、より一層食事がおいしく感じられますよね。外で食事をするという新鮮さが、一つの価値となっているのではないかと思います。アウトドアリビングを設置すれば、自宅でも外での食事が可能となります。暖かい季節ももちろん良いですが、寒い季節は温かい飲み物をもって星空を眺めるのも乙なものです。
外で食事ができるメリットとして、室内では煙やニオイが気になってしまうような料理なども行うことができます。
子どもやペットの遊び場になる
風や太陽の光が感じられるアウトドアリビングは、子どもやペットの遊び場としてもぴったりです。食事をするときは机やイスが必要になりますが、もしも食事だけでなく遊び場としても利用する場合は、折りたたみ式ですぐに移動できるような家具がおすすめです。
また、子どもやペットが道路など敷地内から出てしまわないようにフェンスなどを設置しておきましょう。
ガーデニングができる
アウトドアリビングで植物を育てれば、それだけでぐっと華やかになります。水やりなど植物の世話をするときも、リビングに隣接していればアクセスが良いですし、中庭であれば、壁や建物に囲まれているので、プランターや植木鉢が風で倒れてしまうことも防ぐことができます。
アウトドアリビングの注意点
定期的なメンテナンスが必要
アウトドアリビングは雨風にさらされてしまうので、美しい状態を保つためには定期的なメンテナンスが必須となります。アウトドアリビングを造る際、ウッドデッキを使用することが多いのですが、ウッドデッキは、定期的に塗料を塗りなおさないといけない場合もあります。また、使うときに家具を出し入れするようであれば問題ありませんが、常にイスや机を出したままの場合は、家具のメンテナンスももちろん必要です。
費用がかかる
通常のベランダに比べると、それなりにスペースが必要なアウトドアリビングは当然ながら施工費が高くなります。ウッドデッキには必要に応じて、屋根や壁も造らなければいけません。造った後も維持するためのメンテナンス費用もかかりますので、注意が必要です。
人目が気にならないような工夫が必要
特に1階にアウトドアリビングを設置する場合、人目が気にならないような工夫をしたほうが良いです。あこがれのアウトドアリビングを造ったのに、道を歩く人の視線が気になって結局使わなくなってしまった…なんてことになったらもったいないですよね。庭木や生垣(いけがき)を通り沿いに設けたり、やや解放感は軽減してしまいますが、壁を造ると安心です。
おすすめの間取り
リビングと隣接させる
通常のリビングとアウトドアリビングを隣接させるような間取りは非常に人気が高いです。空間が広く見えるだけでなく、食事を運んだりする際も便利です。
屋上をアウトドアリビングにする
屋上にアウトドアリビングを設置する間取りもあります。屋上の場合、かなり広々としたアウトドアリビングを造ることが可能ですが、屋上へは階段を上らないといけないので、だんだん面倒になって使わなくなるという人も少なくありません。
アウトドアリビングとして東屋を造る
もし庭が広く確保できるのであれば、アウトドアリビングとして東屋を造るというのも一つの手です。東屋とは壁がなく、屋根と柱だけの小屋です。東屋にイスや机を設置すれば、立派なアウトドアリビングです。室内とは離れてしまいますが、逆に特別な空間としての雰囲気が楽しめます。
まとめ
アウトドアリビングは屋外でありながら、リビングと同じような機能があり、ゆったりと時間を過ごすことができます。敷地が狭いからアウトドアリビングを造る余裕がない…ということであれば、ちょっと考え方を変えてみましょう。本来なら12帖ほどのリビングが造れるところを6帖の室内リビング+6帖のアウトドアリビングとすれば、無理なく取り入れることもできます。定期的なメンテナンスや人目が気にならないような工夫が必要になるなど大変なこともありますが、アウトドアリビングは生活の幅が広がる素敵な空間と言えます。