軽いアレルギーをお持ちの奥様。「モデルハウスの室内の気持ち良さに〝こんなに澄み切ってるんだ…〞と正直、ビックリしました」と、当時を思い出し語ってくれるとご主人は「屋根もそうでしたが、〝これは他の住宅会社では出来ないな …〞と思う提案がたくさんありました」と。ご夫婦共に、自然素材の心地よさとその可能性に、「もう他を見る気にはなれませんでした」と声を合わせます。さらに、〝思っていることをなんでも言ってください〞とのスタッフの一言に、「安心しましたし、どうしてもやりたかったことが叶うかもしれない…と希望が持てました」と家づくりで誰もがぶつかる〝理想と現実の壁〞を乗り越える確信が芽生えたようです。

無添加住宅のモデルハウスに入るきっかけとなった石屋根と漆喰とのコントラストが美しいH様邸。そしてその屋根の天然石はアプローチから玄関ホールの框(かまち)にまで使われています。ガラスブロックもある9つのニッチが印象的なそのホールには、折り戸付きのシューズクローゼットがあり、使い勝手の良さが伺えます。リビングに入ると、〝ご主人がどうしてもやりたかった〞好きな絵を飾るアートな漆喰壁。聞いてみると、太陽や月、そして石は雲を表現しているとのこと。裏側にも、珊瑚が天の川のように散りばめられていて、手形を使ったカニさんも。思い出のモニュメントです。

キッチンもアーティスティック。天然御影石の天板がアールになっています。「広々として使いやすいので、娘たちも良くお手伝いをしてくれます」とそのメリットに奥様もニッコリ。コーラルストーンが縦に貼られているのも、個性的です。2階へはモニュメントの裏側の階段を上がります。2階のホールには造り付けのカウンターと本棚があり、そこがご主人の専用スペースです。「住んで5年が経ちますが、家族と一緒に家も成長しているのが分かるんです。一番嬉しいのは、自然素材のおかげで家族が健康でいられることですね」とのご主人の言葉に、無添加住宅でよかった …との強い思いを感じました。